年の瀬に将棋界で大きな波紋を呼んだ(?)のが女流棋戦における「産休」の制度見直しについて。
本音を言うとその話を聞いた時最初は「贅沢ぬかすな!!」と思ったものである。妊娠というのは突発的な病気とかと違って本人(たち)の意思によるもの、言うなれば「選手責任」の欠場(?)になるわけだから(妊娠が「不同意性交」の結果とかだったらまた話はややこしくなるのだが…)。
例えばボートレースだと前年のレディースチャンピオン覇者(優先出場権が発生する)と言えど産休を理由に開催日程を変更してはくれない(この仕組みが冒頭の本音に繋がった事は否定できない)。つまり女子のトップ選手はそれを承知の上で新しい命を授かっている(他の競技も似たようなもの、というか将棋だけ特別に思える)。…とは言え産休に対する補償が全くないわけではなく、産休明けから6か月は産休前の級別による斡旋数(≒収入)が確保される、という措置がある(もっともこれが導入されたのも比較的最近らしいが)。また出産日を含む期とその前後どちらかの期(つまり産休が絡む1年)は向上化ルールの適用対象外となるので産休が原因による強制引退【*1】という事態がそう簡単には起こらないようにはなっている。
無論将棋とボートレースとでは仕組みが全然違う(まず第一に産休の平均期間が違い過ぎる)ので同じルールを当てはめても(同じ基準で話を進めても)何の解決にもならない。しかし簡単に(?)対局の日程を変更して万事OK、というのも何か違うような気がする、と思うのはこれに該当する女流棋士がほとんどいない(特定の人物に対する贔屓や忖度のように見えてしまう)からかも知れない。…とりあえず女流順位戦のクラス補償(翌年度は所謂「張出」扱い)は最低限として、それ以外(特にタイトル戦の扱い)は「主催者の判断」でもいい(棋戦によって差が出る可能性もあるが仕方ない)ような気がする。
「将棋連盟ライブ中継」のアプリにいつの間にか「AIによる勝率表示」なる機能が増えている。
…見た瞬間に
「邪魔じゃボケェ!!」
と叫んだ。…設定から表示をOFFにできるのだが、もし強制表示(絶対消せない)だったら将棋連盟に抗議の電話やメールを5万回くらいしていたかも知れない(笑)。…忘れないうちにN〇Kにも抗議しておかないと。
将棋に関係ないところだと「流行語大賞」と「今年の漢字」。どちらもどこまで世相を反映しているのか疑わしい(のは昔からかも知れない)。特に前者は選考基準があまりに不透明すぎてノミネートのうちの半分以上は「知らんがな」と思った人が多いはず(一応後者は一般投票があるが、「西日本では事実上他人事」と言える「熊」となったのはいまいち解せない)。特に今年の場合大賞になっていてもおかしくないであろう「スイッチ2」がノミネートすらされていないというのは「選考委員の脳が腐乱死体状態」ではないか、と疑いたくなる。…自分は(現在発表されている専用タイトルの中では)特にやりたいと思うものがないのでどうでもいいのだけど。
クイーンズクライマックスのモーター抽選、今回の12基の前評判は一言で言うと「5強7弱」だという。もうちょっと細かく分けると「3>2>>4>3」という感じで、特に「>>」の部分でどうにもならないくらいの大差があるとか。その抽選結果は…(括弧の中はモーター番号、初日の枠番)
上位の3:小野(21⑥)、渡邉(29②)、西橋(65④)
次位の2:遠藤(11①)、高憧(20⑤)
中堅の4:鎌倉(43③)、平山(58⑤)、守屋(64①)、川野(74③)
下位の3:平高(23②)、實森(60⑥)、浜田(62④)
…こりゃ昨年同様つまらないQCになりそうだなぁ。
*1:向上化ルールの引退勧告を受ける要素に「2年間での出走回数が60走未満」というのがある。これに関しては「公傷(つまりレースでの怪我)」による長期欠場は適用外だが、産休を含めたそれ以外の長期欠場には適用されない(ので産休と言えど「3年休んだら」強制引退になってしまう)。