順位戦C級1組最終戦、森下九段は「勝てば残留・負けたら降級」という実に分かりやすい条件で迎えた。…が、携帯中継対象外につき昼間(勤務中)は経過が分からない。何しろ相手は「マッハ田村」の異名を奉られる早指し派の田村康介七段、順位戦といえども帰宅前に終局している(森下九段の命運が決まっている)可能性もあるわけで落ち着かない(笑)。
…帰宅後名人戦棋譜速報にアクセス。…案の定(?)終わっていた。どうでもいいけど中継の初形の解説で
「・・・対戦成績は田村3勝、島2勝で・・・」
…名前間違えてるがな。この時点で滅茶苦茶悪い予感しかしないのだが(笑)。
結果は周知のように14時台の終局。まるで持ち時間2時間の将棋【*1】のような早い終局(双方の消費時間の合計は3時間42分だった)。田村七段の猛攻を丁寧に受け切る、といういかにも「森下流」な将棋でC1残留を果たした。
…もしここで森下九段がC2に落ちていたら
「この先自分は将棋界のどこに楽しみを見出したらいいのだろう」
とかなり本気で心配して(?)いたのでちょっと安心、でも来季の順位はかなり下だし降級点1はついたまま【*2】なので状況はあまり変わっていない。盟友の島九段もC2への降級となってしまったし、本当に今の将棋界は「50代で現役を張るのも難しい」ようになってしまったのか、と思ってしまう。